「2024年度前期リーダー研修会」を終えて、しばしの休憩タイムの後、中部東海エリアでは久々の上演となる「みんなの音楽会」がはじまりました。日野原賢と鈴谷大輔の2人のトロンボーンプログラムが、ファンファーレを担い華やかな幕開けとなりました。
松永好平指導員がピアノ独奏を披露します。ショパンの「ノクターン」に観客が魅了されましたが、実は極めて珍しいシーンだとか…。彼はコレペティトゥーアが本文本業で、イタリア留学中から勉強してきたのは、オペラ歌手のコーチとしてのピアノ伴奏であり、ソロ演奏ではないので舞台発表を本人が恐縮する理由がそれです。しかし、観客の皆さんはその事情を知ってから知らずか、彼の演奏にウットリして心を奪われています。トルコ行進曲では、終盤に禁断の手拍子で盛り上がります。
続いて、バリトン上田賢のプログラムがはじまります。
上田賢は、オペラ「カルメン」より『闘牛士のうた』を熱唱しました!
さぁ!お待たせしました、テノール歌手、海道弘昭演奏員の登場です!彼の人柄でしょうか、歌手としての人気でしょうか、歓声と拍手喝采で迎えられました。
オペラ「リゴレット」より『女心の歌』を披露します。驚愕驚、前奏に合わせて手拍子で始まります。そして、彼の歌い出しの為のブレスで、会場が一瞬で静寂に包み込まれ全集中、舞台に注目が集まります。
現役のオペラ歌手、藤原歌劇団のプリモテノールの歌声、声量に仰天の沈黙で応えます。
最後の最高音『H音』が昭和の乙女らハートに矢を突き刺したのでしょうか!?鳴り止まない拍手の渦と「ブラーボ!」の歓声の嵐が沸き起こりましたが、感嘆と絶讃の言葉も飛び交いました!
プログラム最後は、上田賢と海道弘昭の2人でおきまりの「♪オーソーレミオ」で最高潮!
いつも若き音楽家らに対しまして、ご支持ご支援を賜りまして誠にありがとうございます。そして、本日も最後までご拝聴を賜り有難うございました。